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第7章-"Tea-masters"  茶の達人

「茶道が芸術の分野に大きな影響を与えたのはもちろんのことだが、礼儀作法から家事のこまかなことまでにも影響を与えている。例えば、料理、給仕の仕方、地味な衣服を身に着けることなど。茶道の教えは人々の生活の中に深く入り込んでいる。」

「美しく生きた者のみが美しく死ねる」として、利休さんの「最後の茶」について書いている。最後の茶に使った道具を客に形見としてわけるが、茶碗だけは「不運なくちびるが汚した茶碗は使ってはいけない」と言ってこなごなに割った利休さん。「美しく生きた者のみが美しく死ねる」という言葉を忘れずに暮らして生きたいと思うが、なかなか大変だ。

全部で68ページの薄い本だが中身が濃くて、難しかった。10年後にもう一度読もうかな。